SMAP、10月以降活動自粛も!生謝罪で存続決定も、キムタク以外4人は一定期間の自粛

分裂・解散の危機を乗り越え、この日までにメンバー5人全員がジャニーズ事務所に残ることで合意した。
中居正広(43)ら独立を決意していた4人がこの日、ジャニー喜多川社長や、激怒していたメリー喜多川副社長に謝罪し、残留を承諾された。
しかし、騒動を引き起こした責任から、秋のテレビ改編期の10月以降、一時的に活動を自粛する可能性もありそうだ。
5人の中央に陣取った木村拓哉(43)が、硬い表情のまま3分近くにわたるメンバーのあいさつを締めくくった。
ただ一人、最初から残留を決めていた。「自分たちは何があっても前を見て、ただ前を見て進みたいと思います」とカメラの向こうのファンに言葉を向けた。
「解散」「存続」―。明確な言葉を使うことはなかった。だが事実上、5人での再出発の宣言だ。
冒頭、木村はこの数日の苦悩を明かした。「このままだとSMAPが空中分解になりかねない。自分たち5人が顔をそろえて皆さんに報告することが何より大切だと思ったので、このような時間をいただいた」。
これに続いて、一時は独立を考えた4人が次々と謝罪。
中居正は「今回の件で、SMAPがどれだけみなさんに支えていただいているのかを改めて強く感じた。本当に申し訳ありませんでした」。
日本だけでなく世界中のファンを騒動に巻き込んだことを深く反省した。国民的グループの大騒動は、最悪の事態を免れる形で収束することになった。この日までにグループ存続が合意した。
17日夜に木村が映画撮影を終えて京都から帰京し、その足で4人と合流し、事務所幹部らと話し合いを行った。
「独立組」の4人は直接、ジャニー喜多川社長、メリー副社長に謝罪。草ナギ剛(41)は
「ジャニーさんに謝る機会を木村くんがつくってくれた。5人でここに集まれたことを安心しています」と感謝の思いを明かした。
騒動の発端は“育ての親”の女性マネジャーとメリー副社長の対立だ。「過去にも何度か解散の話は出ていたけど、看板を残したまま続けていくことで話がまとまっていた。マネジャーが責任を取れば済むこと」と事務所関係者。女性マネジャーは12日に関連会社役員を辞任し、事務所も間もなく退社する。
また世論も後押しとなり、ジャニー、メリー両氏が最終的に5人が事務所に残っての存続を認めた。
ただ、これだけの騒動を招いた責任は、4人にもある。テレビ局関係者は「“裏切り行為”があったわけだから、何らかのペナルティーがないと、木村さんや他のタレントに示しがつかない」という。
「謹慎」ではないにせよ、一定期間の活動自粛を強いられることは避けられない。木村以外が活動自粛となれば、SMAPとしては事実上の活動休止となる。
中居を筆頭に4人の仕事は多岐にわたる。各局が4月に行う大型改編も、すでに動き出している。10月の大型改編に向け、スポンサーなどの関係者を含めた協議が行われることになりそうだ。
現在のSMAPの契約は9月いっぱい。そのタイミングで放送20周年の“スマスマ”に区切りをつけるなど、何らかの形で再出発をすることになる。
苦難は待ち受けているが、「何があっても」5人で力を合わせて乗り越えていく。